気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。2014年6月20日付 ●TPP「日本抜き」選択肢、NZ首相乳製品関税で対立(読売・11面)●ダイハツ、着せ替え「コペン」(朝日・8面)●企業体質の改善、GMトップ強調、米議会で証言(朝日・9面)●小田急線脱線、15万人影響(朝日・38面)●軽自動車楽しみ提案(毎日・7面)●ソニー社長、総会で陳謝、赤字解消強調、株主の反応厳しく (毎日・7面)●秋田・山形冲と隠岐有望、メタンハイド、政府初確認(産経・1面)●ピーチ初の黒字確保、パイロット不足解消へ (産経・12面)●燃料電池の普及促す、自動車購入助成など検討、経産省(東京・7面)●エンジン生産、年96万基、富士重、2割増、群馬で200億円投資(日経・13面)●三菱自「デリカ」1.2万台リコール(日経・46面)ひとくちコメント「軽自動車だからと言って、軽く見るなよ・・」とでも、訴えかけているようだった。ダイハツ工業がポティカラーは多彩な色から選ぶことができ、パーツごとに色を変えるのも可能なオープンスポーツカータイプの軽自動車『コペン』を発表した。東京・目黒区の恵比寿ガーデンプレイスで開かれた報道陣向けの発表記者会見で三井正則社長も「軽は燃費や価格面だけでなく、コペンで本来の走る楽しさを体感してほしい」とアピールした。きょうの各紙も「軽自動車楽しみ提案、色を取り換え、箱型外観、スポーツカー」(毎日)とのタイトルで「来年4月から軽自動車税が増税され,同10月には消費税が10%に引き上げられる予定だ。厳しい環境に直面するのを前に、軽の新たな魅力をアピールし、販売台数を稼ぎたい狙いだ」と報じている。日経も「軽『遊び』に走る」との見出しで、「各社は従来以上に特徴のある車種の投入で、逆風を乗り切る考えだ」と伝えた。また、発表会での映像では「モリゾウ」こと豊田章男・トヨタ自動車社長もコペンを巧みに操りながら「走り」を絶賛するシーンを披露した。ダイハツはトヨタの子会社だが、スポーツカー好きとはいえ親会社の社長が発表前の新車をデモ走行してそれを映像でアピールするのも珍しい光景だ。