米国の自動車最大手、GMのGMCブランドは5月21日、2015年モデルの『シエラ・オールテレーンHD』を発表した。
『シエラ』は、GMCブランドのフルサイズピックアップトラック。米国ではフォードモーターの『Fシリーズ』やクライスラーグループの『ラム』、トヨタ『タンドラ』などど、競合関係にある。
新型シエラは2013年1月、デトロイトモーターショー13で初公開。同時にモデルチェンジしたシボレーブランドのフルサイズピックアップトラックで、GMの米国最量販車、『シルバラード』の兄弟車でもある。シエラとシルバラードの違いは、フロントマスクなどの内外装で、基本メカニズムは共用している。
今回GMCは、シエラのヘビーデューティ仕様、シエラ・オールテレーンHDに2015年モデルを設定。HDとはヘビーデューティの略で、ビジネスシーンなどハードな使用を想定して、パワフルなエンジンに耐久性の高いシャシーを組み合わせたのが特徴だ。2015年モデルでは、アルミ製のアンダーガード、クロームグリル、18インチの専用アルミホイール、クローム仕上げのドアミラー、LEDヘッドランプ、ボディ同色バンパー、カーボン調パネルなどが新採用された。
パワートレインは、6.0リットルV型8気筒ガソリンエンジン(最大出力360ps、最大トルク52.6kgm)が標準。いすゞから供給を受ける6.6リットルV型8気筒ターボディーゼル「デュラマックス」(最大出力397ps、最大トルク105.8kgm)も選択できる。