フォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置くセアトは5月21日、コンセプトカーの『イビーサ・カップスター』の概要を明らかにした。実車は5月28日、オーストリアで開幕する「Wortherseeツアー」で初公開される。
Wortherseeツアーは、毎年恒例のフォルクスワーゲングループのファン感謝イベント。今年で35回目を数え、フォルクスワーゲングループの各ブランドが参加し、盛り上がりを見せる。
イビーサ・カップスターは、セアトの主力コンパクトハッチバック、『イビーサ』をベースに開発されたコンセプトカー。イビーサの誕生30周年を記念して、製作されたワンオフモデル。
そのハイライトは、大胆にルーフをカットして生まれたオープンボディ。フロントウインドスクリーンも低められており、スピードスターのような雰囲気を漂わせる。
エンジンは、高性能車の『イビーサ CUPRA』から移植された直噴1.4リットル直列4気筒「TSI」。フォルクスワーゲン『ポロGTI』と同じく、ターボとスーパーチャージャーのツインチャージャーで過給され、最大出力180psを絞り出す。