欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは4月11日、3月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、92万9500台。前年同月比は7.6%増と、引き続き前年実績を上回った。
2014年第1四半期(1-3月)実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比14.5%増の88万0700台と好調。中国を含めたアジア太平洋地域では、13.7%増の97万8700台を販売する。
また北米は、前年同期比4.1%減の19万7300台と減少傾向。このうち米国は、6.5%減の13万3500台にとどまった。米国での販売の主力は、北米専用セダンの『パサート』。
また欧州は、前年同期比8.7%増の95万8600台と、信用不安から回復の兆し。このうち、西欧(ドイツを除く)は、8.2%増の51万6600台を売り上げた。地元のドイツも、7.9%増の28万2800台と好調。
ブランド別では、フォルクスワーゲン乗用車部門が前年同期比3.9%増の148万台。アウディは11.7%増の41万2800台。シュコダは12.1%増の24万7200台。セアトは7.3%増の9万3400台を販売している。