ジープ グランドチェロキーなど、リコール87万台…ブレーキに不具合

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ジープ・グランドチェロキー
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米国の自動車大手、クライスラーグループのジープブランドの主力車種、『グランドチェロキー』。同車が米国市場において、リコール(回収・無償修理)を行うことが判明した。

これは4月1日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。クライスラーグループから、ジープ グランドチェロキーに関するリコールの届け出を受けたと公表している。

今回のリコールは、ブレーキ系統の不具合が原因。NHTSAによると、ジープ グランドチェロキーのブレーキブースターが腐食し、そこから水が内部に浸入。水が凍結した場合、ブレーキの効きが悪化し、事故のリスクが高まるという。

対象になるのは、2011-2014年モデルのグランドチェロキー。2010年1月から、2013年9月にかけて生産された車両が該当する。同じくブレーキに不具合が見つかったダッジブランドの『デュランゴ』と合わせて、合計64万4354台をリコールする。全世界では86万7795台。

クライスラーグループは、「この不具合に起因する事故の報告を1件受けている。しかし、負傷者はいない」と説明している。

《森脇稔》

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