米国の自動車最大手、GMは3月28日、シボレーとGMCブランドの新型フルサイズピックアップトラックとSUVに関して、米国でリコール(回収・無償修理)を行うと発表した。
リコールの対象車種は、フルサイズピックアップトラックが、2014年モデルのシボレー『シルバラード1500』とGMC『シエラ1500』。フルサイズSUVが、2015年モデルのシボレー『サバーバン』『タホ』、GMC『ユーコン』『ユーコンXL』。いずれもGMの主力車種で、モデルチェンジを受けたばかり。
今回のリコールは、6速ATの不具合が原因。トランスミッションオイルの冷却装置のシーリングが不充分なため、オイル漏れを起こす可能性がある。
オイルが漏れると最悪の場合、車両火災につながる恐れがある。GMによると、この不具合に起因して、3件の車両火災が発生しているという。なお、負傷者はいないとのこと。
リコールの対象台数は、米国ではおよそ49万0200台。GMは対象車を保有する顧客に通知し、早期にリコール作業を行う方針。