ドイツの自動車大手、ダイムラーは3月28日、中国合弁パートナーの北京汽車(BAIC)との間で、メルセデスベンツの中国生産能力の引き上げで合意したと発表した。
2006年、ダイムラーは、北京汽車との間で、中国合弁会社の北京ベンツを設立。2006年からメルセデスベンツ『Eクラス』を、2008年から『Cクラス』を現地生産している。2011年11月からは、『GLKクラス』も生産車種に加わった。中国専用のEクラスのロングホイールベース仕様も組み立てている。
今回、ダイムラーと北京汽車は、メルセデスベンツの中国生産能力の引き上げで合意。北京ベンツの現地工場におよそ10億ユーロ(約1415億円)を追加投資し、車両およびエンジンの製造ラインを拡張する。
工場の拡張工事が完成する2015年には、北京ベンツの現地生産能力は、現行の2倍以上の20万台を超える見通し。ダイムラーは最大で、年間25万台の生産を見込む。
ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は、「今日の合意は、合弁パートナーの北京汽車とともに、再び中国でのさらなる前進を示すもの」とコメントしている。