ヤマハ発動機は3月10日、『ギア BX50S』の後輪ブレーキケーブルに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは『ギア BX50S』1車種で、2008年1月23日~2014年2月27日に製造された1万1279台。
パーキングスタンドを上げ下ろしするための構造において、設計が不適切なため、後輪のブレーキレバーを強い力で最大引き量またはその近くまで握らないとパーキングスタンドが下ろせない。そのため、パーキングスタンドを使用するたびに、後輪のブレーキケーブルが過度に引っ張られ、使用過程において、当該ケーブルが切損し、後輪ブレーキが利かなくなるおそれがある。
全車両、パーキングスタンドが下ろせる後輪のブレーキレバーの引き量を少なくするため、ジョイントを対策品と交換するとともに、サークリップを新品と交換する。また、後輪ブレーキレバー、後輪ブレーキケーブル(レバー側)を新品と交換する。
市場からの情報および国土交通省からの指摘により発見した。
不具合は50件発生、事故は起きていない。