マクラーレンは4日、ジュネーブモーターショーで新型車『650S』の初公開と同時に、オープンモデル『650Sスパイダー』を発表した。オープンモデルながら100km/hまでの加速はクーペと同じ3秒、最高速度は329km/hという文字通りのスーパーカーだ。
クーペモデルの登場は予告されていたものの、スパイダーの公開はサプライズ。アンベールと同時に会場からは歓声があがった。
650Sは、『12C』と上位モデル『P1』の中間に位置する高性能モデル。車名の「650」は搭載する3.8リットルV8ツインターボエンジンの出力が650psであることにちなんで名付けられた。「S」はスポーツを意味する。
今回発表されたスパイダーは、オープントップとしたことで40kgの重量増となったが、それでも乾燥重量は1370kg。パフォーマンスでクーペに劣ることはないという。基本性能はクーペとほぼ同じだ。
スパイダーの特徴であるメタルトップのルーフは、17秒以下で自動開閉が可能。さらに30km/h以下であれば走行中でも開閉できる。また、オープン時でも快適なスポーツドライブを楽しめるよう、オーディオシステムや空調を専用に改良した。これは12Cスパイダーのものがベースとなっている。
数多くのスーパーカーがお披露目されるジュネーブモーターショーの中でも、独特なオレンジメタリックのスパイダーは、ひと際目を引いていた。