【VW ゴルフR 発売】「4MOTION」を採用した理由…全ての性能を高めたフラッグシップ

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新型 ゴルフR
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フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)はゴルフシリーズのフラッグシップモデル、新型『ゴルフR』を2月20日から全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーで発売開始する。価格は510万円。

新型ゴルフRのパワートレインは、ゴルフシリーズでの中で最もハイパワーな新開発2.0リットルTSIエンジンに6速DSGが組み合わされ、最高出力280馬力、最大トルク380Nmを発揮。燃費は14.4km/リットル(JC08モード)という性能である。

この大パワーを路面に伝えるために、ゴルフRは現行ゴルフシリーズ唯一の四輪駆動システム「4MOTION」を採用。このシステムの特徴は、低負荷時は駆動力を前輪のみに配分することで燃料消費を抑え、負荷に応じて後輪にトルク配分を行うことで低μ路面や加速時でも安定して駆動力を路面に伝達することができる点である。

フォルクスワーゲン グループ ジャパン マーケティング本部プロダクトマネージャーの山崎信雄氏は、「4MOTION」を採用した意図について「どんなシチュエーションでも安定して走れるシステムがあってこそ、ハイパワーなエンジンを搭載することができる。大パフォーマンスを常に安心して楽しむことができる点に意味があるのです」と語る。

しかしVWには『シロッコR』という前輪駆動のハイパフォーマンスモデルも存在する。そのポジショニングはどう分けられるのだろうか。同氏は両車の持つキャラクターの違いによると説明する。「シロッコRはスリリングな刺激を体現するスポーツモデル。ゴルフRは、スポーツモデルの中でも誰もが安定してコントロールすることができるクルマとなっています」と述べた。

まさにどんなシチュエーションでも安定して速いという印象だ。しかし『ゴルフR』の属するCセグメントには各社から様々なスポーツモデルが発売されている。「ゴルフ」シリーズにも「GTI」というスポーツグレードがすでに存在する。差別化はどうはかるのか。

山崎氏は速さだけを追求したモデルではないと言う。「ゴルフRは、パフォーマンスモデルでありながらゴルフシリーズの持つ全ての装備を兼ね備えたスペシャルバージョンなのです。スポーツ性能に特化しているのではなく、安全性や環境性能など、車両全てのレベルがとても高いモデルとなっています。全性能を高めたという意味で、ゴルフシリーズのフラッグシップなのです」と述べた。

《橋本 隆志》

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