米国の自動車最大手、GM。同社の主力ブランド、シボレーの一部車種に関して、米国で大規模なリコール(回収・無償修理)を行うことを米当局に届け出た。
これは2月14日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。GMから、シボレーを含む2車種に関するリコールの届け出を受けたと公表している。
今回のリコールは、イグニッションキーの不具合が原因。NHTSAによると、走行中にイグニッションキーが勝手に回り、エンジン停止の位置へ。こうなると衝突事故の際、エアバッグが展開せず、乗員が負傷するリスクがあるという。
リコールの対象になるのは、2005‐2007年モデルのシボレー『コバルト』と、ブランド廃止となったポンテアックの『G5』の2007年モデル。米国で販売された合計61万9122台がリコールに該当する。
なお、このリコールはカナダなど周辺国でも実施。北米全体でのリコール対象台数は、77万8562台となる。