マイナーチェンジしたポルシェ『パナメーラ』は、細部にわたり改良が加えられると同時に、新しいダウンサイジングV6エンジンを搭載し、パフォーマンスと効率性を追求した。
エクステリアデザインは、大型化されたエアインテークや、ヘッドライトに流れるラインがよりシャープとなった。さらにリアでは、広くなったリアウインドウがワイドでスポーティなグランツーリスモのイメージを強調。また、幅の広いスポイラーなど、リアセクション全体のデザインが見直されている。
パナメーラはV6 3600ccエンジンから、パナメーラターボのV8 ツインターボ4800ccまで5種類のエンジンラインナップがある。新たに搭載された、ダウンサイジングをコンセプトに開発された全く新しい3リッターV6ツインターボは、パナメーラSとパナメーラ4Sに搭載されていた従来の4.8リッターV8に代わるエンジンで、パナメーラ4Sエグゼクティブにも搭載される。この新しいV6ツインターボは従来モデルに搭載されていたV8より最高出力で20psアップの420ps、最大トルクは520Nmと20Nm増えているにもかかわらず、18%の燃費向上を実現している。