フィアットクライスラージャパンが導入している、ジープ『グランドチェロキー』は、ジープブランドのフラッグシップモデルだ。
先代からの大きな変更は、8速ATが搭載されたことが大きい。これまでの5速ATと比較しより円滑なギアシフトが実現できたとともに、燃費が向上。クロースレシオが44.1:1に引き下げられたことで、オフロード走行性も向上した。
さらに、エコモードを新採用。トランスミッションのシフトタイミングを最適化することで、燃費効率を高めている。また、84km/hから90km/h、もしくは90km/hを超えた場合には、エアサスペンションをエアロライドハイトに降下させ、空気抵抗の低減も行っている。これらの結果、3.6リットルペンスターV6エンジン搭載車では約8%、5.7リットルV8エンジン搭載車では約5%の燃費向上となった。
デザイン面では、伝統の7スロットグリルや台形のホイールアーチは踏襲しながら、ヘッドライトがスリム化されるとともに、プレミアム感向上のため、バイキセノンヘッドライトとLEDクリアランスランプのフロントフェーシアの位置がやや上昇した。
インテリアでは、センターパネルにUcconnect8.4インチタッチスクリーンを組み込み、ラジオや温度調整スイッチを画面の下に集約することで、先進性をアピールしている。