【リコール】トヨタ プリウス 99万台、ハイブリッドシステムに不具合

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トヨタ自動車は2月12日、『プリウス』の電気装置(パワーマネジメントコントロールコンピュータ、モータ・ジェネレータコントロールコンピュータ)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのはトヨタ『プリウス』1車種で、2009年3月23日~2014年2月5日に製造された99万7000台。

ハイブリッドシステムにおいて、制御ソフトが不適切なため、加速時などの高負荷走行時に、昇圧回路の素子に想定外の熱応力が加わることがある。そのため、使用過程で当該素子が損傷し、警告灯が点灯して、フェールセーフのモータ走行となる。また、素子損傷時に電気ノイズが発生した場合、ハイブリッドシステムが停止し、走行不能となるおそれがある。

全車両、制御ソフトを対策仕様に修正する。制御ソフト修正後に素子が損傷して警告灯が点灯した場合は、電力変換器(DC-ACインバータ)のモジュールを無償交換する。

不具合発生件数は308件で、市場からの情報により発見した。

事故は起きていない。

《纐纈敏也@DAYS》

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