日産は、プレミアムセダン『ティアナ』の新型を2月5日より発売する。
先代に比べてスポーティな印象と走りを獲得したという同車。「運転して楽しい感じをデザインで表現した」と話すグローバルデザイン本部・プロダクトデザイン部・デザインディレクターの大月圭介氏が、これからのセダンの在り方について話してくれた。
「世界的には、セダンの走行性能は求められていると思います。(日本においては)ミニバンやSUVが進出するなかで、『セダンってどういうものだろう』というところがあり、パーソナルで、運転して楽しくて、スポーティな方向に触れてきているのではないかと思います。欧州のプレミアムブランドは皆そっちの方向(スポーティさに)に傾いていますから」。
ティアナは北米・中国を中心に世界120カ国以上で販売されているグローバル戦略車だ。世界を見据えた設計をするには、走行性能は重要な要件だったという。
「燃費の良さが当たり前になってきていて、それ以上の価値はどこにあるのだろうと探し始めている頃だと思います。(セダンは)非常に厳しい市場で戦えることがまず基本なので、その実力をもって日本で販売していきたい」と話した。