23日17時30分、大阪モーターショーは盛況で閉幕をむかえた。低気圧の通過で思わぬ寒波に襲われながら、32万人の目標には若干達しなかったが、4日間の入場者数は30万4319人に達し、成功裏に終幕した。
大阪モーターショーの特徴は、展示車と入場者との距離が近いことだ。コンセプトカーも目前で見ることができるのは、入場者にとっては大きな魅力だろう。しかも、多くの展示車は、ただ眺めるだけではなく、実際に車内に座って、インパネや座席の感触を確かめることができた。
入場者にとっては、ほとんどのメーカーの話題の新型車を1会場で見比べることができ、実際に運転席に座ることができることは大きな魅力だ。消費税アップが4月に確定し、新車購入マインドが高まっていることも、今回の盛況に繋がったようだ。
いわば、大阪モーターショーは「触って、感じて、確かめられる」ショーだと言える。これは大阪モーターショーが、自動車ディーラーの組合が主催しているショーであることが反映している。自動車メーカーの団体である自工会主催の東京モーターショーとは、この点でショーの性格が違うという印象を受けた。