20日に開幕する東京モーターショー。独メーカーのフォルクスワーゲンが用意するワールドプレミアモデルの正体が明らかになった。日本でも販売が好調な小型車『up!』のプラグインハイブリッド仕様、『ツイン up!』の実車がお披露目される。
モーターショー開催前夜である19日、VWグループが開催した日本メディア向けのイベントの中で明らかにされた。ツイン up!は、ディーゼルエンジンに充電可能なバッテリーとモーターを組み合わせた、ディーゼル・プラグインハイブリッド車となる。
up!はVWブランドの入門車であり、世界戦略を見据えた主力小型車。それだけに各国の需要に合わせガソリン、エタノール、天然ガス、電気自動車と様々なパワートレインを用意する。新たにプラグインハイブリッドを設定し、高い環境性能の実現だけでなく、郊外などでの長距離移動に最適な移動手段を提案する。
VWブランドの開発担当取締役であるハインツ・ヤーコブ ノイサー氏はツイン up!について、「1リッターカー(燃料1リットルで100km走るクルマ)になり得るモデルだ」と説明する。
今回発表されるツイン up!はコンセプトカー。20日におこなわれるプレスカンファレンスの中で実車が公開され、詳細が明らかにされる。