欧州委員会(EC)は10月2日、フランスの自動車大手、ルノーに対して、2050万ユーロ(約27億円)の融資実行を承認したと発表した。
この融資は、次世代環境技術の開発に取り組む企業に対して、欧州委員会が低利で融資を行い、開発をサポートするもの。ルノーはこの融資を利用して、ハイブリッド車の市場化を促進する。
ルノーが開発するのは、ディーゼルハイブリッドシステムを搭載した商用車。ルノーは『トラフィック』と『マスター』の2車種に、ディーゼルハイブリッドを設定する計画。
トラフィックは、初代が1980年に登場したルノーの主力商用車。2000年には現行の2世代目にモデルチェンジした。GMの欧州部門のオペルや日産自動車にもOEM供給されている。
1981年誕生のマスターは、2.8-3.5トンクラスの商用車。1997年には2代目、2010年には3代目に移行した。トラフィック同様、オペルと日産バージョンも存在する。