気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊（朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版）から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2013年10月3日付
●公平競争へANA重点、羽田国際線枠発表、日航不満の声（読売・8面）
●みずほ不信収まらず、暴力団融資、なぜ放置説明不十分（読売・9面）
●自動車メーカー、相次ぐ参戦、シーテック、電機と連携広がる商機（朝日・8面）
●グリー、退職者200人募集（朝日・8面）
●ピンクのクラウン女心つかむ、1カ月で650台受注（朝日・9面）
●世田谷ナンバー取り消し訴訟却下、「訴えの対象存在しない」（朝日・29面）
●消費増税「賛成」46% 本社世論調査（毎日・1面）
●TPPバリ島で山場、閣僚・首脳「大筋合意」へ詰め（毎日・7面）
●HV対決はアクア軍配、9月の新車販売（東京・7面）
●「ななつ星」77万円、JR九州「想定以上の完成度」来年7月から、ひとり20万円アップ（東京・27面）
●デンソー系のアスモ、ミャンマーに車部品工場（日経・9面）
●富士重「アイサイト」衝突回避の性能向上（日経・11面）
ひとくちコメント
競馬の予想でもあるまいし、「当たった」の「外れた」のとは言いたくないが、9月の国内新車販売ランキングの予想では、個人的には「大外れ」したようである。
自販連が9月4日に発表する9月の新車販売台数では、トヨタ自動車のハイブリッド車（HV）『アクア』が約2万7000台、9月6日に発売したホンダの新型『フィット』は約1万7000台となり、ライバル対決の第1ランドは約1万台の大差で先行するアクアが逃げ切ったようだ。きょうの東京が総合面で「HV対決はアクア軍配」と取り上げている。
新型フィットは発売1か月以上前から「世界最高燃費＝36.4km/リットル」をアピールする事前広告をひんぱんに流し、予約受注は2万台を超えた。しかも、発売後の2週間で4万5000台に達するなどの受注があったという。
アクアなどの既存の車種とは、発売日までの5日間のハンデはあるが、過去最高の受注ペースという勢いからみれば、デビュー後はいきなり「アクアを超える」というのが大方の予想でもあった。
発売の月に思うように台数が伸びなかったのは「顧客への納車まで時間がかかった」（東京）とみられるが、9月はトヨタの『プリウス』も約2万3000台を販売したそうだ。4日には公表される軽自動車含めた総合ランキングでの新型フィットの順位が興味深い。
