欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは9月25日、中国の広東省 仏山市に新工場を開業した。
この新工場は、フォルクスワーゲングループの中国合弁パートナー、第一汽車と共同で建設したもの。フォルクスワーゲングループにとって、世界104番目の工場で、フォルクスワーゲン車とアウディ車を組み立てる。また、6500名の雇用を創出する。
稼働当初の年産台数は30万台。中期的には、生産台数を倍増させる計画。9月25日、同工場の量産第一号車として、新型フォルクスワーゲン『ゴルフ』がラインオフした。2013年内には、新型アウディ『A3』の生産も開始する予定。
中国は、フォルクスワーゲングループにとって、世界最大の市場。2012年、同社は中国で281万台以上を売り上げた。2013年1-8月は、205万台を販売しており、前年同期比は17.9%の伸び。
フォルクスワーゲングループチャイナのヨケム・ハイツマン社長兼CEOは、「我々は30年に渡って、中国自動車産業の信頼できるパートナーであり続けてきた」と述べている。