新型『フィット』はシリーズとして、2016年度にはグローバルで年150万台の販売をめざす戦略コンパクトだ。
伊東孝紳社長は9月5日の発表会場で記者団に、日本や新興国のほか「アメリカでも大きな台数が期待できる」と指摘した。
北米向けは、現在新設中で2014年春に稼働するメキシコ新工場で生産する。伊東社長は現地化により競争力が高まると見ている。北米市場には「当面年10万台、その後は20万台規模の安定した供給」を想定しているという。
また、新興国でも新型フィットシリーズの投入に呼応してタイ(15年4月稼働)や、ブラジル(15年同)での新工場を建設しており、そうした地域でも従来モデルより「相当な販売増になる」と述べた。