フルモデルチェンジしたスズキ『キャリイ』のインテリアは、収納を増やしオフィス家具のように機能的な部分を前面に出してデザインされたという。
同社四輪製品・技術企画部製品技術推進課課長の服部守悦さんによると、今回のモデルチェンジでは、「実際に使っている状況を見に行き、インパネの細かいところまで実際に何を入れているかを調べて、それらが入るようにデザインしました」と話す。
実際に使用状況を見た服部さんは、「室内を見せてもらうと、フロントウインドウとインパネとの間にボールペンや伝票があったりと、ごちゃごちゃになっていることが多かったので、少しでも収納を増やすことを考えました」と述べる。
「機能的であれば使い勝手は当然良く、そこに美しさも生まれます。加飾することはできませんから、出来るだけシンプルで使いやすさを追求することで、美しさにもつながり、長持ちする普遍的なデザインにもなると考えました」と語った。