ボルボ・カー・ジャパンが発表した2014年モデルのキャッチフレーズは“進化は顔に出る”だという。
2014年モデルのエクステリアとインテリアはボルボ始まって以来、最大規模のイヤーモデルの変更だと述べるのは、同社マーケティング部ディレクターの若林敬市氏。「通常イヤーモデルは、若干の手直しやファインチューニングにとどまりますが、今回の6車種(S60/V60/XC60/V70/XC70/S80)は4000か所以上に手が入り、大きく変更しているのです」と述べ、エクステリアが変わっていないボルボ2014年モデルは『V40』と『XC90』のみだとする。
特に大きく変更されたのはフロント周りだ。『S60』と『V60』は水平基調とし、「ヘッドライトの形を変え、グリルとヘッドライトの間にあったDNAライトを廃止し、よりワイドなグリルを採用することで、(横方向に広がり感を持たせ)低く構えるようなワイドなデザインになっていると思います」と話す。さらにバンパー下部にLEDポジショニングライトを横長に配置することで、低重心で安定感のあるスタイルを強調している。
『XC60』については、「競合他車と一線を画し、ワイド化されフレームレスとなったグリルと、ボルボのアイアンマークを大型化することにより、スポーティで動的な緊張感を表現しています。また、ボディの下部をボディと同色とし、よりエレガントでより都会的なイメージを表現しています」と若林氏。LEDポジショニングライトは縦方向に装着されることで、SUVらしい逞しさを感じさせているとする。
最後に若林氏は、ボルボ2014年のキャッチフレーズは“進化は顔に出る”だとし、「人間も成長していくと、その成長度合いが皺に出ます。ボルボは皺ではなく、洗練された格好のいい顔に仕上がったと思います」と自信を見せた。