ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは8月8日、7月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万3731台。前年同月比は11%増と、引き続き2桁増を維持する。
市場別実績は、信用不安の欧州が減少傾向。欧州では7月、4489台を販売。前年同月比は1%減と、3か月連続で前年実績を下回った。しかし、地元ドイツは10%増の1872台と、10か月連続で増加した。
また、米国は前年同月比36%増の3820台と、引き続き好調。単一国としては、10か月連続で中国を上回り、ポルシェの最量販市場に君臨した。中国の7月実績は、前年同月比4%増の3065台。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東では、8%増の4866台を売り上げる。
7月実績を車種別で見ると、SUVの『カイエン』が7086台。新型を投入した『ケイマン』が1378台を販売した。『911カレラ カブリオレ』と『ボクスター』のオープン2車は、合計で2285台を登録。
ポルシェの2013年1‐7月世界新車販売は、前年同期比17%増の9万5296台。同社のベルンハルト・マイヤー営業&マーケティング担当取締役は、「2013年下半期(7‐12月)、素晴らしいスタートを切った。今後も商品ラインナップの拡大を続けていく」と述べている。