欧州の自動車大手、ダイムラーは7月26日、2013年上半期(1-6月)のドイツにおけるEVの新車販売で、スマートとメルセデスベンツがトップシェアを獲得したと発表した。
同社の発表によると、2013年上半期のドイツEV市場でのスマートとメルセデスベンツのシェアは、合計で42%とトップ。ダイムラーは、「EVのマーケットリーダー」と説明する。
販売の主力は、スマート『フォーツー』のEV、『フォーツー・エレクトリックドライブ』。上半期はドイツで983台を登録。ドイツEV市場全体の4割を占めた。
また、この983台の実績は、前年同期に対しておよそ80%の伸び。フォーツー・エレクトリックドライブは、最大出力75psを発生するモーターと、蓄電容量17.6kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。最高速125km/h、1回の充電で最大145kmを走行できる性能を備える。
ダイムラーのメルセデスベンツ乗用車担当、トーマス・ウェバー取締役は、「未来のモビリティは電動化にある。ダイムラーはEVや燃料電池車などの環境対応車を、すでに9車種ラインナップしている」と述べた。