欧州ビジネス評議会(AEB)は7月8日、6月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、24万1346台。前年同月比は11%減と、4か月連続で前年実績を下回った。
ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。6月は3万7177台を売り上げたものの、前年同月比は17%減と、4か月連続で前年実績を割り込む。販売の主力は『Granta』で、前年同月比98%増の1万7005台を販売する。
2位は、8か月連続でルノー。6月は、前年同月比5%減の1万8849台と、マイナスに転じた。新型を投入した『ダスター』が、前年同月比53%増の7534台と支持された。
3位は、韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズ。6月は1万7541台を販売。前年同月比は1%増と、7か月連続のプラス。コンパクトカーの新型『リオ』が、3%増の8047台と、5か月連続で増加する。
4位はヒュンダイモーター。その販売台数は1万6879台で、前年同月比は5%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、前年同月比11%増の1万0575台と、2か月連続で増加。
5月の7位から、6月は5位に上昇したのが、GMのシボレー。しかし、その販売台数は1万4855台にとどまり、前年同月比は28%減と7か月連続の前年割れ。SUVの『ニーバ』が22%減の4132台と、2か月連続のマイナス。小型セダンの『クルーズ』も、14%減の5885台と落ち込む。
6位のトヨタは、1万4736台を販売。前年同月比は4%増と、3か月ぶりの前年実績超え。『RAV4』が81%増の4002台と、引き続き好調。『カムリ』は前年同月比3%増の3447台と回復。
7位のフォルクスワーゲンは、1万4698台を販売。前年同月比は7%減と、4か月連続で前年実績を下回った。主力の『ポロ』が6767台を売り上げたものの、前年同月比は1%減。4か月連続で前年実績を下回った。