フランスの自動車大手、プジョーは7月9日、『RCZ R』の概要を明らかにした。実車は7月11日、英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2013」で初公開される。
プジョーは2012年9月、パリモーターショー12に『RCZ Rコンセプト』を出品。小型スポーツクーペ、『RCZ』をベースに将来設定する最強グレードを示唆したコンセプトカーだった。
今年のグッドウッドで初公開されるRCZ Rは、その市販版。心臓部に収まるのは、直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「THP」ユニット。ノーマルのRCZでは最大出力200psだが、このRCZ Rでは270psを獲得する。これはコンセプトカーに対しても、10psの上乗せ。
軽量化にも取り組み、車両重量はノーマルのRCZよりも17kg軽い1280kg。0‐100km/h加速は6秒以下で駆け抜ける。それでいて、CO2排出量は145g/kmと、環境性能も良好。
足回りは、専用チューンのサスペンションや、トルセンLSDなどで強化。内外装も、最強グレードに相応しい演出を施した。なお、欧州での発売は、2014年の初頭を予定している。