三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、NEXCO中日本が実施する、高速道路維持管理用EV(電気自動車)の研究実験車両として開発した、第2世代の小型電気トラック新型『キャンター E-CELL』を発表した。
新型キャンター E-CELLは、2010年に発表した第1世代から大幅に進化。ベース車両を現行の小型トラック『キャンター』に変更するとともに、CHAdeMO方式の急速充電および、今回実証実験を行う磁気共鳴方式のワイヤレス給電に対応する。
パワートレインはディーゼルエンジンに代えて、最高出力96kW、最大トルク650Nmの永久磁石式同期モーターを搭載。効率向上のためギヤボックスを廃止し、ファイナル比を変更している。
走行用バッテリーは容量約70kWhの高電圧バッテリーを搭載し、80km/hの連続走行で航続距離は100km以上を目指す。
今後、数か月の走行試験を経て、NEXCO中日本へ納車する。