英国の高級スポーツカーメーカー、アストンマーチン。同社が米国で、リコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。『DB9』、『ヴィラージュ』、『V8ヴァンテージ』、『V12ヴァンテージ』『ラピード』の5車種に関して、アストンマーチンの北米法人からリコールの届け出を受けたと公表している。
今回のリコールは、速度制御系統の不具合が原因。スロットルペダルアームの製造工程に不備があり、スロットルペダルアームの強度が不足。万一、走行中にこのスロットルペダルアームが壊れると、エンジン回転数が上がらず、事故のリスクが高まるという。
リコールの対象となるのは、2012年5月から2013年4月にかけて生産されたモデル。米国では689台が該当する。アストンマーチンは対象車を保有する顧客と連絡を取り、交換部品が用意でき次第、リコール作業に着手する予定。