米国でEVの製造・販売を行っているマイルズ社。同社が破産を申請したことが判明した。
これは6月11日、米国デラウェア州の裁判所が開示した資料から分かったもの。マイルズ社が、チャプター11を申請したことが明らかにされている。
マイルズ社は2004年、法律家のマイルス・ルビン氏が米国カリフォルニア州ロサンゼルスに立ち上げたEVベンチャー企業。ルビン氏は早くから中国企業の電池技術に着目しており、マイルズ社は米国内で中国製バッテリーを積む商用EVなどをリース販売してきた。
今回、同社が破産を申請した理由は、EVの販売の低迷。米国では新たな燃料のシェール革命により、将来のガソリン不足に対する消費者の不安が解消に向かっており、これがEVの販売にとっては、逆風になった形。
なお米国では2013年5月、同じくマイルス・ルビン氏が立ち上げたEVベンチャー企業、CODA(コーダ)オートモーティブが破産申請を行ったばかり。