ポルシェAGは、ウィーン工科大学およびポルシェ ホールディングとともに、スウェーデンの商用車メーカー「スカニア」で開発エンジニアを務めるDr.マグナス・マックアルデナーに対し、フェルディナンド・ポルシェ博士賞を授与したと発表した。
今回の表彰は、マックアルデナー氏が商用車向けに開発した、効率的で環境にも優しいエグゾースト技術を高く評価したことによるもの。
ポルシェAGのマティアス・ミューラー社長は「彼の新技術は、燃料消費量と汚染物質の排出の抑制を実現している。彼のおかげでヨーロッパの自動車業界は世界的競争力を堅持できるようになった」と高く評価した。
フェルディナンド・ポルシェ博士賞の表彰は、今年で18回目。賞金5万ユーロ(約650万円)が贈呈されるこの賞は、自動車技術の研究結果に対して贈られる賞のひとつで、1977年にフェルディナンド・ポルシェ博士の娘であるルイーズ・ピエヒによって創設されたもの。