メルセデス Sクラス 新型にクリーンディーゼル…世界で最も経済的なV6ディーゼル

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新型メルセデスベンツSクラスのS350ブルーテック
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ドイツの自動車大手、ダイムラーが5月15日に発表した新型メルセデスベンツ『Sクラス』。欧州では新型にも、引き続きクリーンディーゼルが用意される。

新型のディーゼルエンジン搭載グレードは、「S350ブルーテック」(欧州仕様)。3.0リットルV型6気筒ディーゼルエンジンは、ターボチャージャーで過給され、最大出力258ps/3600rpm、最大トルク63.2kgm/1600-2400rpmを引き出す。

このエンジンは、ディーゼルならではの力強いトルクが特徴。最大トルク63.2kgmは、ガソリンのトップグレードで、4.7リットルV8ツインターボを積む「S500」(日本では「S550」)の71.4kgmに迫る勢い。

低回転域から豊かなトルクを引き出すディーゼルのおかげで、S350ブルーテックは0-100km/h加速を6.8秒で駆け抜け、最高速は250km/h(リミッター作動)に到達する。

ディーゼルならではの環境性能は、新型も高水準。S350ブルーテックの欧州複合モード燃費は18.2km/リットル。CO2排出量は2世代目の「adBlue」採用で、146g/kmに抑えられた。メルセデスベンツは、「世界で最も経済的なV6ディーゼル」と説明している。

《森脇稔》

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