米国の代表的なスポーツカー、GMのシボレー『コルベット』。同車の新型が、米国の有名レースのペースカーとして起用されることが分かった。
これは5月2日、GMのシボレーブランドが明らかにしたもの。新型コルベットが5月26日、米国インディアナ州で開催される「インディ500」(インディアナポリス500マイルレース)のペースカーを務めると発表されている。
新型コルベットは、新開発の6.2リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力は450ps、最大トルクは62.2kgmを引き出す。先代コルベットの6.2リットルV8エンジンよりも、20ps、3.6kgmパワフル。それでいて、気筒休止システムを採用し、燃費性能も引き上げた。
強化されたエンジンを得た新型は、0‐96km/h加速4秒以内の実力。先代の4.2秒よりも、0.2秒速い。GMによると、「ZR1」などを除いたコルベットのベースモデルとしては、歴代最速だという。
ペースカーに起用される新型コルベットは、ボディカラーがブルーの1台。GMのジム・キャンベル副社長は、「インディ500ペースカーへの起用は、新型コルベットにとって栄誉なこと」とコメントしている。