三菱自動車は4月24日、『アウトランダーPHEV』のバッテリー不具合に関する原因調査の結果を公表。現在、同モデルは生産と販売を中止しているが、同社の中尾龍吾常務取締役は「5月中には再開したい」との見通しを述べた。
今回のバッテリーの不具合は、バッテリーを製造するリチウムエナジージャパンの電池セル製造ラインに導入された、スクリーニング検査行程にあるとの結論に至った。問題の発生したリチウムエナジージャパンは、三菱商事、三菱自動車、GSユアサの3社が設立したバッテリー製造会社。
サプライヤーに対する責任について、中尾常務取締役は「我々としてもなんらかの求償をする格好になると思うが、現時点でここでお話しできるレベルにない。まずは、電池セルのスクリーニングを廃止したもので不具合が起きないか検証を行なって、今後詳細を出していきたい」との考えを示した。