【INDYCAR 第3戦】佐藤琢磨「日本へインディカーの興奮と情熱をもたらしたい」…レース後会見

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インディカーは4月21日、この日行われたシリーズ第3戦のトヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチで日本人として初勝利を収めた佐藤琢磨と、彼の所属するA.J.フォイト・レーシングのチームディレクター、ラリー・フォイトのレース後の談話を公表した。

■A.J.フォイトのチームディレクター、ラリー・フォイトの談話

「父(A.J.フォイト)がここにいることを心から望んだ。それだけが心残りだ。なぜなら彼は我々のリーダーであり、ボスだからだ。琢磨はそれをいかにも簡単に成し遂げたように見せたけど、私はとてもナーバスだったよ(笑)。彼は完璧なレースをしたね。こんなレースは今までに見たことが無い。私たちは、これまでにもとても速い瞬間があったけど、(優勝は勝利をするための)様々な要素が一つになった瞬間だった」


■佐藤琢磨の談話

「正直に言って、とにかく完璧な週末だったと思う。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。ピットストップの判断は正しかったし、エンジンのパワーは申し分なく、車は快適だった。全てをプッシュすることができた。これは日本人にとって素晴らしいニュース。東日本大震災の後、日本は厳しい時期にあった。日本の皆さんに朝目覚めた時に良いニュースをもたらすことができて、本当に幸せだ」

■佐藤琢磨のレース記者会見での談話

記者:「今日のレースと初勝利について語ってください」

琢磨:「最初に皆のサポートに感謝したい。それは素晴らしい日だった。冬の間、チームは素晴らしい仕事をした。最初の2つのレースで(車の)素晴らしいパフォーマンスを見せたが、残念なことにレースの間に少し問題を抱えていた。それほど多くの人が(その問題に)気付いていたわけではない。しかし自分達は良いスピードを見せたと思う。今日、そして今週末は全く何のミスもなかった。そしてチームの質の良いパフォーマンスや、皆やエンジニア達と共に働くことで今日は完璧になった」

「車をドライブするのはとても楽しかった。ブラック(ハードコンパウンド)とレッド(ソフトコンパウンド)のタイヤをうまく管理することができたと思う。特に最後のリスタートでは細心の注意が必要だった。しかしそれからは自分達の思うように運んだ。幾つかのリスタートは本当にうまくいった」

「(序盤では)かなりハードにプッシュしなければならなかった。なぜなら自分の車はブラックタイヤを履いていて、周りは全てレッドだったからだ。昨年の経験からブラックのタイヤは少しリスキーなことは知っていた。しかしトップ3にしがみつくことができたら、うまく回り出すと思っていたよ。ライアン(ハンター=レイ)をオーバーテイクできたことは、素晴らしかった。表彰台は完全にホンダエンジンのものだった。今日、ラリー(チームディレクター)は完璧なピットの判断をして、皆が完璧な仕事をした。全くミスが無かった。今日のA.J.フォイト・レーシングを誇りに思う。これは自分達にとって素晴らしいスタートになる。」

記者:「A.J.フォイトに電話しましたか?」

琢磨:「彼はとても幸せだった。とても誇りに思うと言っていた。彼がここにいないことが残念だ。彼はレースのラップを全て(テレビで)観戦したと思う。彼は自分とチームに大きなお祝いを言ってくれた。だから自分はとても幸せだった。」

記者:「この勝利は日本でどう受け止められると思いますか?」

琢磨:「それはスポーツの観点から、世界中で競っている日本人にとって素晴らしいニュースだと思う。どんな勝利でも自分達にとって素晴らしいニュースだ。特に2、3年前の地震の悲劇があり、自分達はまだ困難な状況にある。人々はいまだに復興の過程にあり、30万人の人達がまだ家も持たず、仮の宿舎などで生活している。このニュースで、彼らを元気付けることができると良いと望んでいる」

「けれども、これはただのスタートだ。日本のファンにもっと知ってもらう為に、インディカーへの興奮と情熱をもたらしたい。モータースポーツに関わる人達はすでにインディカーがスペシャルなことを知っている。知っての通り、インディカーとフォーミュラ1は、日本では大きなスポーツだ。不幸なことに、いま日本でインディカーは行われていないが、これが日本でのレースを再開するきっかけになれば良いと思うし、シリーズを日本に持って帰りたいと思う」

《河村兵衛》

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