3月初旬に同じく鈴鹿で行なわれた合同テストでは、新スペックタイヤの効果もあって驚速タイム連発となったが、1カ月以上を経たこの日は気温状況が異なってきたため、多くの陣営がその違いにマシンを適応させることに苦心。タイム的にはトップ比較でテスト時より2秒弱遅い水準での戦いとなったが、そのなかでポールを獲得したのが#40 伊沢(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/エンジンはホンダ)だった。昨年に続く2年連続開幕ポールである。
予選3位は#19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL/トヨタ)。4位には同僚の#20 松田次生が並んだ。そして3列目はTEAM無限(ホンダ)の2台。#16 山本尚貴が5位、インディ戦士の#15 佐藤琢磨が6位につけている。昨年のチャンピオン、#1 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)は7位とやや苦戦傾向。そして注目の大物新人、#7 平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans/トヨタ)はQ3進出を果たし、8番グリッドを獲得した。