自工会、「セーフティトレーニングスクール」全国67会場で開催

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日本自動車工業界は、JAF及び全安協との共催で、各省庁の後援を得て、今年度も普通運転免許所持者を対象にした、「セーフティトレーニング」、ベテランドライバーを対象とした「シニアドライバーズスクール」を、5月12日~2014年3月17日の間、全国会場で開催する。

「セーフティトレーニング」は、一般の普通運転免許所持者を対象(年齢制限無し)として、車の特性と性能の限界などの理解を通し、実践的な安全運転技能の向上を図るとともに、安全運転の重要性を広く社会に喚起する目的で、1991年度より開催。昨年は586名が参加し、これまでの参加者数は1万名以上に上っている。

カリキュラムは、運転の基本確認を始め、スラローム走行や反応ブレーキおよび危険からの回避体験など、実際の交通場面に対応した内容となっている。

先進安全技術体験コースについては、ASV(先進安全自動車)コース(プリクラッシュセーフティなど)を17会場、ESC(横滑り防止装置)コース(ESC体験など)を20会場で行う予定。

今年は5月18日香川を皮切りに、11月までの間、北海道から九州まで全国37会場で順次開催する。

「シニアドライバーズスクール」は、自分の運転特性と心身機能を再認識し、安全運転に役立てることを目的として1996年度にスタート、今年度で17年目を迎える。主な対象は、高齢移行期(50~64歳)を含む高齢者(65歳以上)ドライバー。
昨年度は300名以上が参加し、今までに、6000人以上が体験している。

カリキュラムの内容は、クルマの点検・運転姿勢・車の死角確認・エアバッグ作動実験、滑りやすい路面でのABS体験、交差点での安全な右折方法、見通しの悪い交差点における安全な通過方法など、高齢者の交通事故防止に有効なプログラムの他、実技終了後にはインストラクターを交えた意見交換を行うなど、即効性のある内容となっている。

「スーパーシニアドライバーズスクール」では、運転歴およそ30年以上のベテランドライバーを対象に、高齢ドライバーのための交通安全運転教育プログラム「いきいき運転講座」の座学や、先進安全技術体験や視機能診断を導入したカリキュラムを23会場で予定している。

今年は5月12日の広島を皮切りに、2014年3月17日の千葉までの間、東北から九州まで全国30会場で順次開催する。

《平泉翔》

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