【ニューヨークモーターショー13】シェルビーがフォードの高性能トラック、ラプターをチューン…575psスーパーチャージャー

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シェルビー ラプター
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シェルビーアメリカン社は3月28日、米国で開催中のニューヨークモーターショー13において、シェルビー『ラプター』を初公開した。

シェルビーアメリカン社は1960年代、『シェルビーACコブラ427』など伝説のスポーツカーを生み出したキャロル・シェルビー氏(2012年5月に89歳で死去)が立ち上げた会社。

そんな同社が得意とするのは、フォード『マスタング』をベースにしたチューニングカー。しかし、今回のニューヨークモーターショー13で初公開したシェルビー ラプターは、フォードモーターの大ベストセラーピックアップトラック、フォード『F-150』の高性能モデル、『F-150 SVTラプター』がベースだ。

F-150 SVTラプターは、2008年11月に発表。F-150をベースに、フォードの特殊車両開発部門、SVTがチューニングを担当。主にオフロードでのハイスピード走行を想定し、開発されたスポーツモデルだ。

エンジンは5.4リットルV型8気筒ガソリン「トリトン」で、最大出力320ps、最大トルク53.9kgmを発生。6.2リットルV型8気筒ガソリン(最大出力411ps、最大トルク60kgm)搭載車も用意される。専用のフロントグリルが外観の特徴。オフロード向けの専用サスペンションは、ダンパーがFOXレーシング製で、車高は若干リフトアップ。拡幅されたフェンダーには、315/70R17サイズの大径タイヤが収まる。ブレーキも強化された。

シェルビーラプターでは、さらなる高性能を求めて、F-150 SVTラプターをチューニング。6.2リットルV型8気筒ガソリンエンジンには、スーパーチャージャーや専用エグゾーストを追加。最大出力は575psと、ノーマルの411psに対して、164psも上乗せ。足回りには、35インチサイズという巨大なグッドリッチ製オールテレーンタイヤを装着。シェルビーアメリカンによると、オフロードモードでは、優れた悪路走破性を示すという。

《森脇稔》

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