アルピーヌ、ルマンレーサー発表…日産製V8は500ps

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N°36 アルピーヌ
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フランスの名門ブランドで、ルノー傘下のアルピーヌは3月22日、2013年のルマン24時間耐久レースに参戦する新型マシン、『N°36 アルピーヌ』を発表した。

アルピーヌ社は1956年、フランスに設立。当初はルノー車を改造してモータースポーツに参戦していた。1962年に発表したアルピーヌ『A110』がラリーで大活躍し、アルピーヌの名は一躍有名に。1973年にはルノーの傘下に入り、現在は「ルノースポール」各車を生産している。

現在、ブランドとしてのアルピーヌは休止状態。しかし、ルノーは2012年5月下旬、モナコでコンセプトカーのアルピーヌ『A110‐50』を初公開。同ブランド復活に向けて動き出した。

そのような動きを経て3月8日、アルピーヌはルマン参戦計画を発表。2012年11月、ルノーは英国のスポーツカーメーカー、ケータハムと、スポーツカーを共同開発することで提携を結んでおり、2016年にスポーツカーを市販する予定。ルマン参戦は、新型スポーツカーの発売に向けて、ブランドイメージを再構築するのが狙いだという。

アルピーヌは、2013年のルマン24時間耐久レースのLMP2クラスの他に、欧州ルマンシリーズにも参戦する計画。今回フランスで、そのために開発したニューマシン、N°36 アルピーヌを初公開している。

N°36 アルピーヌは、日産製の「VK45」型をベースにしたV型8気筒ガソリンエンジンを搭載。このユニットは、2008-2009年シーズンのSUPER GTで、日産『GT-R』にも積まれたエンジンだ。N°36 アルピーヌの場合、最大出力500psを発生。車両重量は900kgに抑えられ、最高速330km/hの性能を発揮する。

N°36 アルピーヌは3月26-27日、フランス・ポールリカールで行われる欧州ルマンシリーズの公式テストに参加する予定だ。

《森脇稔》

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