米国のベンチャー企業で、プラグインハイブリッド(PHV)スポーツカー、『カルマ』を製造・販売しているフィスカーオートモーティブ。同社の創業者が、会社を追われる形となったことが分かった。
これは3月13日、フィスカーオートモーティブが明らかにしたもの。同社は「ヘンリック・フィスカー会長が、3月13日付けで辞任した」と発表している。
ヘンリック・フィスカー会長といえば、フィスカーオートモーティブを立ち上げた創業者であり、カルマのデザイナーとしても知られる。以前は、BMWで『Z8』、アストンマーチンで『DB9』/『V8ヴァンテージ』のデザインを手がけた。
同会長が辞任した理由に関して、フィスカーオートモーティブは明らかにしていない。ヘンリック・フィスカー会長は、カルマの生産停止を解消しようと、中国企業からの出資交渉を進めていた。同会長は、「他の取締役との間で、意見の相違があった」と認めている。
フィスカーオートモーティブは、「ヘンリック・フィスカー氏の功績に感謝したい。同氏の辞任が、今後の経営に影響を与えるものではない」とコメントしている。