気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2013年3月12日付
●東日本大震災2年、鎮魂復興思い新た(読売・1面)
●サーベランス、西武へTOB、HD株出資比率1/3超目指す(読売・8面)
●トヨタが採用増、2年ぶり(読売・8面)
●中国の新車販売日本車低迷続く、1~2月(朝日・9面)
●マツダ工場突入,被告が即日上告(毎日・30面)
●三菱自、一時金満額回答へ(産経・10面)
●日産,志賀COOがEV事業統括(産経・10面)
●TPP,米,車・保険で譲歩要求、民主政権時、交渉参加条件に(東京・2面)
●被災企業にトヨタ方式、復興へ「カイゼン」採用、グループの技術者指南(東京・7面)
●国内販売計画を上方修正、トヨタ、今年5万台上乗せ(東京・7面)
●新日鉄住金、高炉休止へ、君津の1基、20年ぶり、国際競争へ体質強化(日経・1面)
●三菱重工、16年ぶり満額、一時金回答へ、円高修正で業績改善(日経・1面)
●社説、気になるTPP日米自動車合意の副作用(日経・2面)
●インド車市場、一段と減速、2月新車販売、4年ぶりマイナス幅(日経・6面)
●トヨタ、インドネシア製版開始、戦略小型車、中間層狙う(日経・13面)
●東海ゴム、車部品会社をブラジルで買収(日経・13面)
●出光、3年で4500億円投資、営業利益半分を海外で(日経・15面)
ひとくちコメント
花粉情報とともに、この季節は組織改正や人事異動の記事が目立つ。きょうの各紙にも4月1日付で実施する日産自動車の役員体制の変更を取り上げている。
それによると、志賀俊之最高執行責任者(COO)が電池事業の「グローバルバッテリービジネスユニット」および、EV事業を推進する「ゼロ・エミッションビークル企画・戦略」を統括する。
環境対応車の開発の中でEV戦略は日産にとって最重要ともいえる事業。これまでは片桐隆夫副社長がEV関連事業を担当していたが、ナンバー2の志賀COOが直接責任を担うことで低迷するEVの販売やインフラ整備などをテコ入れする狙いがある。
志賀COOといえば、今年1月から日経夕刊の1面コラム「あすへの話題」(月曜日担当)を執筆中だが、週1回とはいえ、4月からは統括する担当業務も増えることから毎週のテーマを探す時間が少なくなりそうだ。