3月7日の株式市場は、大手外資系証券が目標株価を970円から1310円に引き上げた日野自動車が35円高の1028円と続伸し、1996年10月以来16年半ぶりに1000円台を回復した。
5円高の572円と続伸したいすゞとともに、TPP(環太平洋連携協定)への参加に伴う米国の関税引き下げメリットを指摘する声も聞かれる。
全体相場は6日続伸。平均株価は前日比35円81銭高の1万1968円08銭。米国株高と円相場の軟化を好感し、幅色い銘柄に買いが先行。取引時間中としては4年5ヵ月ぶりに1万2000円台を回復した。引けにかけて急速に伸び悩んだが、3日連続で昨年来高値を更新した。
自動車株は軒並み高。トヨタ自動車が5円高の4835円、ホンダが20円高の3565円と続伸。こうした中、日産自動車が13円安の934円と反落。三菱自動車も1円安の100円と小反落した。