3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13。メルセデスベンツのブースでは、高性能車部門のAMGの最新作、『A45 AMG』がワールドプレミアされた。
A45 AMGは、スポーティなハッチバックに生まれ変わった新型メルセデスベンツ『Aクラス』の頂点に立つ高性能グレード。そのハイライトは強力なエンジンだ。
新型Aクラス用の排気量1991ccの直列4気筒ガソリン直噴ターボエンジンは、AMGの手によって専用チューニング。最大出力は360ps/6000rpm、最大トルクは45.9kgm/2250-5000rpmを発生する。AMGによると、量産の4気筒ターボエンジンとしては、世界で最もパワフルだという。
360psものパワーを受け止めるのは、メルセデスベンツの4WD、「4マチック」の最新世代版。この4マチックは7速デュアルクラッチトランスミッションの「7G-DCT」と一体設計され、リアアクスルにレイアウト。路面や走行条件に応じて、最適な駆動トルクを前後に配分する。
もちろん、パワーアップに対応して、サスペンションやブレーキなど、足回りはAMGが強化。内外装も、AMGらしい演出だ。A45 AMGは、0‐100km/h加速4.6秒、最高速250km/h(リミッター作動)という優れたパフォーマンスを実現した。
なお、ジュネーブモーターショー13の会場では、A45 AMGがドイツで6月に発売されるとアナウンスされている。