フランスの自動車大手、シトロエンは2月7日、スイスで3月に開催されるジュネーブモーターショー13において、コンセプトカーの『テクノスペース』を初公開すると発表した。
テクノスペースは、シトロエンが近い将来市販する小型MPVを示唆したコンセプトカー。ボディサイズは、全長4430×全幅1830×全高1610mm。シトロエンによると、クラス最大級の室内スペースを備え、荷室容量はVDA計測法で537リットルと、クラスをリードするという。
現時点では搭載エンジンなど、メカニズムの詳細は公表されていない。PSAプジョーシトロエンが新開発したモジュラープラットホーム、「EMP2」を採用。CO2排出量は98g/kmと、高い環境性能を実現する。
シトロエンは1999年、小型MPV市場に参入。『クサラ ピカソ』、『C4ピカソ』、『グランドC4ピカソ』、『C3ピカソ』を発売。累計販売台数はほぼ300万台に到達しており、成功を収めた。
シトロエンは、テクノスペースの市販バージョンの発表時期に関して、「2013年の後半」と説明している。