【日産 ノート エコチャレンジ】復路 29.5km/リットル…ストレスを感じないエコカー

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日産自動車の新型『ノート』でエコドライブを競うイベント「ノートエコドライブチャレンジ」。横浜〜名古屋を往復する700km近いチャレンジに、レスポンスも編集部から宮崎とライター椿山の2名で参加した。

往路の燃費はコースの選択ミスで24.6km/リットルと参加者の中でビリに近い成績。復路は心を入れ替え、正攻法で推奨ルートを使いエコランの限界を目指してトライアルを開始した。結果、往路復路を合わせた総合燃費26.9km/リットルと、なんとか最下位だけは免れた。

参考までに復路の燃費を計算したところ、燃費は29.5km/リットルを記録、往路部分に関してはトップチームに迫る燃費値を達成している。

復路燃費の計算方法を示しておくと、総走行距離684.6kmを最終燃費値26.9km/リットルで割ると、往復で使用した燃料は25.4498141リットル。往路の走行距離333.9kmを往路の燃費値24.6km/リットルで割ると、往路で使用した燃料は13.5731707リットル。ゆえに、復路で使用した燃料は11.8766434リットル、復路の走行距離350.7kmを使用した燃料で割ると、往路の燃費は29.5285451km/リットルとなる。

25日は、名古屋市街にあるホテルを9時半頃にスタート、名古屋高速〜伊勢湾岸〜東名区間は、交通量も多く周囲の迷惑となるため、なるべく速度は周囲の車に合わせるように意識した。新東名に入ると交通量が少なく、特に3車線区間はガラガラな状態であったため燃費走行の限界に挑戦し、メーターに表示される瞬間燃費計をなるべく限界値30.0km/リットルとなるようにアクセルをコントロールした。

新東名での走行方法は、水平な区間は80km/h巡航を意識、緩い上り坂に差しかかった場合は、アクセルをあまり踏み込まないよう、後続車がいないことを確認して70km/hくらいまでの速度低下は目をつむった。

こういった上り坂に差しかかった場合でも、ノートに採用されたCVTは、なるべくエンジンとCVTの直結状態を維持するようロックアップ領域を広く持たせている印象で、プルプルと3気筒特有の振動を伝えながらも、エンジンは1000回転ちょっとで70km/h巡航を維持してくれる。

この状態から、さらに勾配がきつくなりアクセルを踏み込む必要があっても、エンジン回転がワーッと上がってしまうのではなく、粘り強くじりじりとスピードを上げていくことも可能だ。日産の説明では、ノートのCVTには傾斜センサーを備えており、坂道においても車速維持をしやすくする制御が行なわれるという。

カーナビゲーションの到着予想時刻を気にしながらもギリギリまで挑戦、御殿場IC付近までに26km/リットル台にまで燃費は改善した。足利SAからゴールの横浜日産本社を目指すラストスパートでは100km/h巡航も解禁し、なんとかタイムリミットの15時に間に合った。

今回は、全旅程でECOスイッチをONにして「ECOモード」で挑戦して、一回もスーパーチャージャーを使っていないのだが、発進加速や高速での合流でストレスを感じることもなかった。また、コンパクトカーを使ったロングドライブは疲れるはずと思っていたが、快適な新東名を使った効果もあるが、時間が経つのも早く感じた。これでノートに前車を自動追尾して燃費も良く走ってくれるクルーズコントロールがつけばもう文句はない、コンパクトカーの印象を変える挑戦であった。

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