ポルシェのエントリーモデルであり、オープンスポーツの代表格として位置するのがポルシェ『ボクスター』だ。水平対向6気筒エンジンをリアミッドに縦置きする、軽量・低重心のハンドリングマシンだ。3代目となる981型ボクスターは2012年のジュネーブショーで世界初公開。2.7リットルエンジンを搭載するベースグレード「ボクスター」と3.4リットルエンジンを搭載する「ボクスター S」の両車が同時に発表された。今回のモデルチェンジでは、シャシーを一新するとともに、軽量構造のボディを新採用。その目的は、運動性能のさらなる追求に他ならない。車重は先代のボクスター最終型比で60kgも軽量化。もちろん、パフォーマンスの核となる水平対向6気筒ガソリンエンジンも進化を遂げた。ボクスター用の直噴2.7リットル水平対向6気筒は、先代の2.9リットルから排気量を縮小。それでも、最大出力は10ps高められ、265psを発生する。0-100km/h加速は5.8秒で、先代よりも0.1秒速い。最高速は264km/hに到達する。ボクスターSの直噴3.4リットル水平対向6気筒は、最大出力を5ps引き上げ、315psを引き出す。0-100km/h加速は5.0秒で、先代比で0.3秒短縮した。最高速は279km/hだ。◆2012年ジュネーブショーで新型ボクスター初公開ポルシェ ボクスター新型…最も劇的なモデルチェンジポルシェ ボクスター 新型を初公開ポルシェ ボクスター 新型詳細画像◆日本での受注は6月からポルシェジャパン、新型 ボクスター の受注を開始ポルシェ ボクスター 新型発表…911と双璧担う「全てのスポーツカーの魂を体現」…ポルシェジャパン黒坂社長◆ボクスターの下に位置するエントリーモデルの存在も噂されたが…ポルシェの小型ロードスター開発計画、凍結かポルシェ重役、入門車計画を否定…「300万円のポルシェはブランドにそぐわない」◆発売後、ポルシェブランドの販売は好調7月のポルシェ世界新車販売、ボクスター 新型は58%増10月のポルシェ米国新車販売、41.5%の大幅増11月のポルシェ世界新車販売、38.7%の大幅増◆気になる見積もりは【見積もりとってみた】新型ボクスター、オプション多数で838万円◆LAショーではクローズドボディの『ケイマン』が登場ポルシェ ケイマン 新型、発表…歴代最強の325psポルシェ ケイマン 新型、日本価格は612万円からポルシェ ケイマン…70kg軽量、ボクスター よりパワフル[詳細画像]