ポルシェジャパンが6月に発売した新型『ボクスター』は、今回のフルモデルチェンジで3代目となる。同社の黒坂登志明社長が「『911』と並ぶスポーツカーの双璧」と表するまでに進化した新型ボクスターの見積もりをとってみた。
新型ボクスターは従来比で最大15%の燃費向上に加え、軽量設計ボディの採用とホイールベースの延長、トレッドのワイド化、ホイールの大径化などによって、パフォーマンスの向上を図った。
また、スタイリングに対する見直しも行われ、コンパクトなオーバーハング、立ち上がり位置を前方に移動させたフロントウインドウ、よりフラットとなったシ ルエット、エッジを効かせたデザインを特徴としている。そのほか、インテリアにも、ポ ルシェの新しいインテリアコンセプトが採用されている。
今回見積もりを依頼したのは、ベースグレードのPDKモデル。外装色にシルバー、内装色にレッドという、スタイリッシュなカラーリングを選択した。さらに、シートにはレザーを選択したほか、ボクスターS用19インチホイールやパドルシフト付きスポーツステアリング、シートヒーターやバイキセノンヘッドライトなど、オプションを充実させた。
諸費用を含めた総支払い額は838万5970円。オプション設定が豊富であるため、そこから30万円程度の値引きが期待できるだろう。納期に関しては、受注生産のため、6か月程度を見込む必要があるという。
◆見積もりを頼んだ車の詳細は以下の通り。
メーカー:ポルシェ
車種:ボクスター
トランスミッション:PDK
外装色:プラチナシルバーメタリック
内装色:カレラレッド
メーカーオプション:メタリックペイント(14万5000円)
ナチュラルレザーインテリア(75万3000円)
バイキセノンヘッドライト(PDLS)(27万6000円)
電動可倒式ドアミラー(カーテシーライト付)(14万5000円)
ウィンドディフレクター(ネットタイプ)(9万6000円)
19インチ ボクスターSホイール(9万6000円)
シートヒーター(9万6000円)
パドルシフト付き3本スポークスポーツステアリング(9万6000円)
付属品:純正ナビゲーション用ETCセットアップ代金(3150円)
ボディ・ガラスコーティング(6万8250円)
テレビコントロール設定(5250円)
バックカメラ カラーキャップ対応(パナソニック製)(4万8300円)
見積もり内容は以下の通り。
車両本体価格:631万円
付属品:184万8950円
自動車税:5万1000円
自動車重量税:4万5000円
自動車取得税:27万400円
自賠責保険料(37ヶ月):3万5390円
リサイクル法関連費用:2万1080円
検査登録手続代行費用:3万6750円
車庫証明手続代行費用:2万6250円
検査登録印紙代:1800円
車庫証明手続預り法定費用:2600円
納車費用:3万6750円
予想値引き額:30万円
支払い総額:838万5970円
参考:競合車の税込み車両本体価格
BMW Z4 sDrive35i(306PS):695万円
アウディ TT ロードスター 2.0TFSI クワトロ Sライン(211PS):573万円
メルセデスベンツ SLK 350 BlueEFFICIENCY(306PS):770万円
日産 フェアレディZ ロードスター Version ST(336PS):512.4万円
ロータス エリーゼS(220PS):610万円