マツダが11月28日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー12で北米プレミアした新型『マツダ6』(日本名:『アテンザ』)。マツダが強調するのが、「アジアメーカー初のクリーンディーゼル設定」という点である。
2013年1月、新型アテンザは北米で発売されるが、まずは2.5リットル直列4気筒ガソリン「SKYACTIV-G」を用意。このエンジンは、最大出力184ps/5700rpm、最大トルク25.6kgm/3250rpmを引き出す。バランスシャフトを採用し、エンジン振動を低減することで、優れた静粛性が追求された。
2013年後半には、ディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D」搭載車を追加。北米仕様の2.2リットル直列4気筒ターボディーゼルのスペックは確定していないが、日本仕様の場合、最大出力175ps/4500rpm、最大トルク42.8kgm/2000rpmを発生する。V8ガソリンエンジン並みの強大なトルクと、優れた環境性能が売りだ。
現在、米国市場には、メルセデスベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンなどの欧州メーカーが、最新クリーンディーゼルを投入。しかし、日本や韓国メーカーの乗用車に、ディーゼルはない。マツダは、「商用車以外で、米国市場に最新クリーンディーゼルを導入する最初のアジアメーカーになる」とアピールしている。