マツダの米国法人、北米マツダは12月3日、11月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、11月としては1994年以来、過去最高の2万1691台。前年同月比は17.7%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
乗用車系では、主力車種の『マツダ3』(日本名:『アクセラ』)が、11月の新記録となる9841台を販売。前年同月比は43.2%の大幅増で、4か月連続で前年実績を上回る。一方、新型発売を控えた『マツダ6』(日本名:『アテンザ』)は、71.9%減の1204台と、大幅減が続く。『マツダ2』(日本名:『デミオ』)は、211.5%増の2495台と売れている。
ライトトラック(ピックアップトラックやSUV)系では、新型SUVの『CX-5』が4213台と、引き続き人気。2012年1-11月累計では、3万7363台を売り上げた。その半面、大幅改良モデル投入を控えた『CX-9』は、前年同月比14.2%減の2285台にとどまった。
スポーツカーでは、『MX-5ミアタ』(日本名:『ロードスター』)が369台を販売。前年同月比は25.5%増と、3か月連続で前年実績を上回った。ミニバンの『マツダ5』(日本名:『プレマシー』も、30.8%増の1284台と好調。
マツダの2012年1-11月米国新車販売は、前年同期比9.1%増の24万9795台。北米マツダは、「4車種が11月の販売記録を塗り替えた。ハリケーン・サンディ後の販売回復の兆候だ」と説明している。