三菱自動車は11月7日、中国における10月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は1287台。前年同月比は75%の大幅マイナスとなった。
10月の75%もの減少率は、9月の63%減よりもさらに落ち込む結果。中国では9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がっている。三菱自動車の10月中国新車販売も、その影響をまともに受けた。
三菱自動車は2011年6月、中国の広州汽車集団と合弁会社を設立。SUVを主力車種に位置付け、『パジェロ』、『パジェロスポーツ』(日本未発売)、『アウトランダー』、『ASX』(日本名:『RVR』)の4車種をラインナップしている。
9-10月の中国販売が、大きく落ち込んだ三菱自動車。これを受けて同社は、2012年度(2012年4月-2013年3月)の中国新車販売計画を、当初見込みよりも40%減らし、4万2000台に下方修正した。